日本歴史地名大系 「籠淵村」の解説 籠淵村こもりぶちむら 長崎県:福江市籠淵村[現在地名]福江市籠淵町福江村の西に位置し、北西に大坂(おおさか)峠がある。北部に西来院(せいらいいん)、南部に鳴木場(なるこば)(鳴子場)がある。「こもぶつ」ともよばれる。地内の毘沙門堂は応永年間(一三九四―一四二八)に宇久(うく)島(現宇久町)から移建されたと伝える。江戸時代は福江藩領福江掛に属する。寛永一四年(一六三七)の福江領崎山領寺水帳(五島編年史)では籠淵村の西来院は寺領六石余となっている。慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳によれば籠淵に一里山が置かれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by