籡・簇(読み)しいし

精選版 日本国語大辞典 「籡・簇」の意味・読み・例文・類語

しいし【籡・簇】

〘名〙 =しんし(籡)
色葉字類抄(1177‐81)「 シヒシ 簇イ本 張衣具也」
[語誌](1)「色葉字類抄」や「字鏡集」にある「シヒシ」がこの語の古い仮名遣いと見られるが、表記に揺れがあり、仮名遣い未詳のいわゆる疑問仮名遣いである。
(2)「籡」という字体は、国字とされるが、古くは「簇」など類似の字を用いる。「シイシ」は、語源説が複数あるがいずれも本来和語であると説かれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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