米公方(読み)こめくぼう

旺文社日本史事典 三訂版 「米公方」の解説

米公方
こめくぼう

江戸幕府8代将軍徳川吉宗の異称
米将軍ともいう。享保の改革以後豊作が続き,米価は1731年ころ最も下落したため武士困窮翌年イナゴウンカの害による凶作(享保の飢饉)で米価が上昇,江戸で打ちこわしがおこるなどの経済混乱が続出した。そのたびに吉宗は米価調節に苦労したのでこの名がある。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android