米内村(読み)よないむら

日本歴史地名大系 「米内村」の解説

米内村
よないむら

[現在地名]新旭町饗庭あいば

五十川いかがわ村の南にあり、南は辻沢つじさわ村。米井村とも記される。天正二年(一五七四)六月の定林坊田畠帳(饗庭文書)に米井・米内井・米内・よないなどとみえる。同一一年八月の杉原家次知行目録(浅野家文書)に米内とあり、高一四七石余。寛永石高帳に米井村とあり、高一二八石余で若狭小浜藩領。慶安高辻帳では田方一〇一石余・畑方二六石余。元禄郷帳では小浜藩領と越前鞠山藩領に分れる。天明村高帳・文政石高帳では高二五〇石余とあり、酒井播磨守一二二石余・酒井飛騨守一〇〇石余・酒井修理大夫二七石余となる。しかし天保郷帳では一二八石余に戻り、天保八年郷帳も同高で、酒井修理大夫二七石余・酒井右京亮一〇〇石余とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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