社会的結合の基本契機が地理的近接性と,それにまつわる生活関連(相互扶助など)にある場合を指す。しかし地理的近接性がただちに社会的結合を導くわけではなく,たとえば前近代社会では,一定の地理的範囲の人びとの生活関連が相互に織り成すかたちで,重畳的・重層的な小宇宙,地域社会的統一を形成していた。このことは,地縁性と血縁性とを一本の太い線とする村落社会の共同体結合にとくに特色づけられる。人びとの小宇宙の解体と地縁,血縁性の紐帯(ちゆうたい)の稀薄化をもたらす近代社会を挟んで,現代社会では再度新しい地縁性の見直しがテーマ化している。それは,前近代の地縁性の喪失,あるいは存続をとりざたするのではなく,人びとの自発的契機にもとづく人間的結合の網の目(ネットワーク形成)を介して,自由で自律的なコミュニティをつくるという発想を前提としている。文字どおり人びとを新しい生活拠点の地域に縁づかせる,根づかせるという地域組織化論的テーマでもある。
執筆者:奥田 道大
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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