新旭町(読み)しんあさひちよう

日本歴史地名大系 「新旭町」の解説

新旭町
しんあさひちよう

面積:三二・三六平方キロ

琵琶湖西岸に位置し、北は今津いまづ町、南と西は安曇川あどがわ町に接する。南の安曇川などにより町域東部は水田地帯となり、そこをJR湖西線・国道一六一号(西近江路)が縦貫する。町域西部は饗庭あいば野とよぶ広大な山林原野で、現在は陸上自衛隊の演習地となっている。熊野本くまのもと遺跡・針江はりえ遺跡などがみられるように古くから開け古墳も数多く築造された。白鳳期の大宝だいほう寺や古い由緒をもつ社寺も多い。慈覚大師の出生地の伝承もある。中世には木津こうつ庄・比叡ひえ庄などがあった。近世は各村ごとに数多くの支配領主に分れ、そのため訴訟になると江戸・京都まで出訴することになり、その負担は大きかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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