米国預託証書(読み)べいこくよたくしょうしょ(その他表記)American Depositary Receipts; ADR

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「米国預託証書」の意味・わかりやすい解説

米国預託証書
べいこくよたくしょうしょ
American Depositary Receipts; ADR

アメリカ証券市場で,アメリカ国外の株式の流通を容易にするため株式原株の代わりに売買される代替証券。海外の原株をそのままアメリカで流通させるのは,取引制度の違いなどさまざまな弊害がある。そこで,原株はその流通する国の銀行 (副預託機関) に預けられ,その見返りとしてアメリカの銀行 (受託機関) が預託証書を発行,アメリカの証券市場で株券と同様に流通する。日本企業では 1961年にソニーが 200万株の ADRを発行。 63年の利子平衡税により一時途絶えたが,74年,同法が廃止されたことにより,76年京都セラミックス (当時) が ADRの発行を行なった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む