米地子(読み)こめじし

精選版 日本国語大辞典 「米地子」の意味・読み・例文・類語

こめ‐じし ‥ヂシ【米地子】

〘名〙 地子として米を上納すること。また、その米。地子は平安末期から室町末期ごろまで田畑小作料をいい、また鎌倉末期から安土桃山時代には宅地税である屋地子をさすことが多くなるが、屋地子はふつう銭で納められた。地子米
太閤記(1625)一一「一、米地子八百石之内。三百石 院御所。五百石 六宮関白領」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android