日本歴史地名大系 「米多比村」の解説 米多比村ねたびむら 福岡県:古賀市米多比村[現在地名]古賀市米多比西(にし)山の西麓、大根(だいこん)川の上流域に位置し、北西は筵内(むしろうち)村、北東は宗像郡舎利蔵(しやりくら)村(現福間町)。東の薦野(こもの)村とともに山間に孤立する(続風土記)。「新訂黒田家譜」は「ねたみ」と訓じる。古くは「根多美」とも記された(康暦二年一一月三日「今川了俊書下」太宰府天満宮文書/南北朝遺文(九州編)五)。応永五年(一三九八)の恵通寺合戦における戦功により、七月二〇日「米多比・薦野・薬王寺」は宗像大宮司(宗像氏経)に預けられた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報