日本歴史地名大系 「宗像郡」の解説
宗像郡
むなかたぐん
〔原始・古代〕
当郡を含む旧宗像郡の考古遺跡については宗像市を参照。「延喜式」民部上、「和名抄」諸本にみえ、文字の異同はなく、東急本・元和古活字本の訓「牟奈加多」から「むなかた」と読む。ただし「続日本紀」は「宗形」で統一されていることなどからすれば、平安時代に入り郡名表記が「宗形」から「宗像」へ変化したと考えられる。玄界灘に浮ぶ
宗形氏は当地の有力豪族で、「日本書紀」天武天皇二年(六七三)二月二七日条によれば、天武天皇の皇子である高市皇子の生母は「胸形君徳善が女尼子娘」であった。現津屋崎町の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報