米朝高官の相互往来

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米朝高官の相互往来

1994年に第1次核危機を経験したクリントン米政権は政権末期の2000年、北朝鮮との間で高官の相互往来を活発化させ、大統領自身の訪朝を真剣に検討した。00年10月上旬にまず北朝鮮の趙明禄チョ・ミョンロク・国防委員会第1副委員長が金正日キム・ジョンイル総書記の特使としてワシントンを訪問。敵対関係解消へ向けた米朝共同コミュニケを発表した。直後にオルブライト国務長官が平壌を訪れ、金総書記と会談。クリントン氏訪朝の機運が高まったが、その後、実務レベルの米朝ミサイル協議が不調に終わった上、11月の米大統領選でブッシュ(子)氏が当選したことで初の大統領訪朝は見送られた。

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