米本村(読み)よなもとむら

日本歴史地名大系 「米本村」の解説

米本村
よなもとむら

[現在地名]八千代市米本

保品ほしな村の西、しん川東岸に沿う。寛永二年(一六二五)知行宛行状葛飾かつしか郡米本村・臼井領米本之郷などとみえ、五六石余が旗本大河内領、五〇石が旗本飯室領となっている。「寛文朱印留」では葛飾郡とされ、佐倉藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高五七四石余で、同藩領。享保八年(一七二三)の村明細帳(加茂家文書)によれば高六七九石余、うち諸役引高八五石余。反別は田六二町一反余・畑屋敷三一町二反余(うち屋敷二町八反余)ほかに正徳二年(一七一二)の新田二町一反余(下々田)。山銭永一貫文・野銭鐚三貫二三文などを上納。郷蔵一・高札六枚、土橋は二ヵ所で、そのうち平戸ひらと橋は平戸村と共同で架替えていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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