日本歴史地名大系 「米町村」の解説 米町村こんまちむら 石川県:羽咋郡志賀町米町村[現在地名]志賀町米町小室(こもろ)村の南、田原(たわら)村の東にあり、東を米町川、南を支流田原川が流れる。米町川に米町滝という小滝がある。元和二年(一六一六)の高一四〇石余、苦竹役四匁、役棟三(「苦竹運上極」雄谷文書)。正保郷帳の高も同じで、田七町三反余・畑一町九反余、免二ツ二歩五厘。免は当地域の加賀藩領では町(まち)村に次いで低い。寛文一〇年(一六七〇)の村御印には高一六一石、免四ツ三歩、小物成は山役一〇三匁・苦竹役二匁、鳥役二匁(出来)とあるが(三箇国高物成帳)、川役四匁を福野(ふくの)村に納め(「堀松組巨細帳」政氏文書)、神代(かくみ)川入会漁に加わっていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報