米窪満亮(読み)ヨネクボ ミツスケ

20世紀日本人名事典 「米窪満亮」の解説

米窪 満亮
ヨネクボ ミツスケ

大正・昭和期の労働運動家,政治家,小説家 労相;衆院議員(社会党);日本海員組合副会長。



生年
明治21(1888)年9月16日

没年
昭和26(1951)年1月16日

出生地
長野県塩尻

別名
筆名=米窪 太刀雄

学歴〔年〕
商船学校(現・東京商船大学)〔大正3年〕卒

経歴
山国に育って海にあこがれ、商船学校を出たが、学生時代、米窪太刀雄の筆名で練習船・大成丸の船海日記を朝日新聞に連載、夏目漱石激賞を受け「海のロマンス」として出版した。日本郵船の船長時代に「マドロス悲哀」を著して会社を追われた後は、海上労働者の待遇改善を要求する運動に身を投じ、大正8年、ILO(国際労働機関)日本代表として国際会議に出席。11年日本海員組合に入り、その副会長を経て昭和11年には日本労働組合会議の副議長に就任。翌12年、社会大衆党から衆院議員に初当選し、以来当選4回。戦後は海員組合を再建、日本社会党結成に参加し、22年には片山内閣国務相、初代労相を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「米窪満亮」の解説

米窪 満亮
ヨネクボ ミツスケ


肩書
労相,衆院議員(社会党),日本海員組合副会長

別名
筆名=米窪 太刀雄

生年月日
明治21年9月16日

出生地
長野県塩尻

学歴
商船学校(現・東京商船大学)〔大正3年〕卒

経歴
山国に育って海にあこがれ、商船学校を出たが、学生時代、米窪太刀雄の筆名で練習船・大成丸の船海日記を朝日新聞に連載、夏目漱石の激賞を受け「海のロマンス」として出版した。日本郵船の船長時代に「マドロスの悲哀」を著して会社を追われた後は、海上労働者の待遇改善を要求する運動に身を投じ、大正8年、ILO(国際労働機関)日本代表として国際会議に出席。11年日本海員組合に入り、その副会長を経て昭和11年には日本労働組合会議の副議長に就任。翌12年、社会大衆党から衆院議員に初当選し、以来当選4回。戦後は海員組合を再建、日本社会党結成に参加し、22年には片山内閣の国務相、初代労相を務めた。

没年月日
昭和26年1月16日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「米窪満亮」の解説

米窪満亮 よねくぼ-みつすけ

1888-1951 大正-昭和時代の労働運動家,政治家。
明治21年9月16日生まれ。太刀雄(たちお)の筆名で「船と人」などの航海記を発表。大正10年日本海員組合にはいり,ILO総会労働代表,日本労働組合会議書記長。昭和12年衆議院議員(当選4回,社会党)。22年片山内閣の労相。昭和26年1月16日死去。62歳。長野県出身。東京高等商船(現東京商船大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「米窪満亮」の解説

米窪 満亮 (よねくぼ みつすけ)

生年月日:1888年9月16日
大正時代;昭和時代の労働運動家;政治家。労相;衆院議員(社会党);日本海員組合副会長
1951年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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