粉所村(読み)こどころむら

日本歴史地名大系 「粉所村」の解説

粉所村
こどころむら

[現在地名]熊野市育生いくせい町粉所

長井ながい村の東一キロ、尾川おがわ川の支流粉所川の上流小盆地にある。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「粉所村」とみえ、粉処とも書かれる。「紀伊続風土記」に、

<資料は省略されています>

と記されている。鎌倉時代西山にしやま郷の内で竹原氏の支配に属したと考えられる。江戸時代初期入鹿組に属する。新田も開発され、寛文一〇年(一六七〇)・元禄四年(一六九一)・同一一年・正徳四年(一七一四)などの新田検地帳(徳川林政史蔵)も残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android