最新 地学事典 「粘弾性緩和」の解説
ねんだんせいかんわ
粘弾性緩和
viscoelastic relaxation
変形により生じた弾性応力を粘性流動で減じさせる緩和現象。氷床の消長,海水準変動,地震時断層すべり,火山下のマグマ溜まりの膨張・収縮など,さまざまな時空間スケールで生じる地学現象に対する,地殻・マントルの応答現象の一つとしてモデル化されている。広く用いられるマックスウェル(Maxwell)モデルの場合,応力が自然対数の底(e)の分数倍まで減じられる時間である緩和現象の特性時間は,τ=η(粘性率)/µ(剛性率)で定義され,これを緩和時間(relaxation time)と呼ぶ。
執筆者:山崎 雅
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

