粮物(読み)ロウモツ

デジタル大辞泉 「粮物」の意味・読み・例文・類語

ろう‐もつ〔ラウ‐〕【×粮物】

食糧糧食。かて。
「国の土産、道の―にも所望し給へかし」〈盛衰記一八

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精選版 日本国語大辞典 「粮物」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ぶつラウ‥【粮物・糧物】

  1. 〘 名詞 〙 食糧。かて。ろうもつ。
    1. [初出の実例]「右、件用途者、為若狭五師在鎌倉粮物、所借用也」(出典東大寺文書‐元弘二年(1332)四月一三日・東大寺衆徒利銭借用状案)
    2. 「御用意こそ候らめとて、らうぶつすこしおくられけり」(出典:曾我物語(南北朝頃)五)

ろう‐もつラウ‥【粮物】

  1. 〘 名詞 〙 糧食。食糧。かて。ろうぶつ。
    1. [初出の実例]「国の土産、道の粮物(ラフモツ)にも所望し給へかし」(出典:源平盛衰記(14C前)一八)

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