ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「精巣挙筋」の意味・わかりやすい解説 精巣挙筋せいそうきょきんcremaster muscle 挙睾筋ともいう。精索を包む内外2層の精筋膜の間にある横紋筋をいう。この筋肉は完全に続いた筋層をなさず,筋成分を欠くところは結合組織によって補われており,これを上方にたどると内腹斜筋に移行する。その働きは精巣を上方に引上げることにある。大腿上部の内側の皮膚をこすって刺激を与えると,精巣挙筋が反射的に収縮して,精巣が上昇する。これを精巣挙筋反射という。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by