精選版 日本国語大辞典 「糟汁」の意味・読み・例文・類語 かす‐じる【糟汁・滓汁】 〘 名詞 〙① ( 糟汁 ) 酒糟をすりまぜて作った汁もの。汁の実には野菜、塩鮭、塩ブリなどを用いる。体があたたまるので冬によく作る。《 季語・冬 》[初出の実例]「行商人も数限りなくあれば、〈略〉茲に図するはかす汁、饂飩(うんどん)屋、げんこつの三種なり」(出典:風俗画報‐二五六号(1902)人事門)② ( 滓汁 ) 上ずみをすくい取った残りの汁。〔字鏡集(1245)〕③ ( 滓汁 ) 味噌汁の中へ豆腐殻をまぜたもの。卯の花汁。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例