糟粕を嘗める(読み)ソウハクヲナメル

デジタル大辞泉 「糟粕を嘗める」の意味・読み・例文・類語

糟粕そうはく・める

先人のまねをするだけで、独創性のないことのたとえ。「古人の―・める」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「糟粕を嘗める」の意味・読み・例文・類語

そうはく【糟粕】 を 嘗(な)める

  1. 少しも新しい意見を言わず、ただ古人の説を繰り返すだけである。
    1. [初出の実例]「為永先生以著作業。不漕泊驥尾世人已知焉」(出典人情本・春色恋白波(1839‐41)序)
    2. 「種彦を師とし崇(あが)めて其糟粕(ソウハク)をばなむることなく断乎陳套の手段を脱して」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

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