糠塚森(読み)ぬかづかもり

日本歴史地名大系 「糠塚森」の解説

糠塚森
ぬかづかもり

[現在地名]雄和町椿川字山籠

椿つばき台の東端にある標高一〇二メートルの小丘。見通しがよく、戊辰戦争の激戦地。

平尾鳥村から山を越えた庄内軍は、明治元年(一八六八)九月一〇日いったん糠塚森に達した。「戊辰秋田藩戦記」に「安養寺村に放火し椿台に向て押来る。内膳(渋江)兵士を部署して激戦し、薩州・本荘二藩の兵も戸嶋村より来り、賊陣糠塚森に向て砲撃す。賊勢頗る強し。我兵奮進大小砲を烈発す。賊遂に安養寺村を棄て走る」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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