糠粃(読み)こうひ

精選版 日本国語大辞典 「糠粃」の意味・読み・例文・類語

こう‐ひカウ‥【糠粃】

  1. 〘 名詞 〙 米のぬかとしいな。転じて、粗末な食事。また、つまらないもの、とるに足りないもののたとえにも用いる。ぬかかす。
    1. [初出の実例]「剣戟誰嫌随後伏、糠粃自愧在前行」(出典菅家文草(900頃)一・和春十一兄老生吟見寄)
    2. 「世間を以て塵芥とし、天下を以て糠粃(かうひ)と思って」(出典:山鹿語類(1665)二一)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐安帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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