日本歴史地名大系 「紀伊長島町」の解説 紀伊長島町きいながしまちよう 三重県:北牟婁郡紀伊長島町面積:一一〇・五九平方キロ北牟婁郡の北東部にあり、北部は荷坂(にざか)峠より標高一〇九九・七メートルの仙千代(せんぢよ)ヶ峰、八七五メートルの大河内(おおこうち)山と連山がめぐって冬季の寒風を避け、海岸は北の城之(じようの)浜の岬から南の島勝(しまかつ)(海山町)の岬まで大きく湾曲して入込む。黒潮の流れる温暖な地域である。前面の海域には平瀬(ひらぜ)島・耳穴(みみあな)島・大(おお)島・佐波留(さばる)島・エスキ島・赤野(あかの)島・丸山(まるやま)島・鈴(すず)島などがあって暖地性の樹叢を形成し、海域には造礁サンゴ群生地帯があって県の天然記念物に指定されている。城之浜に国民健康体育センターが建設され、比幾(ひいけ)・豊浦(といら)などに遊歩道や公園化が進められている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by