海山町
みやまちよう
面積:一四六・一四平方キロ
北牟婁郡の西南部にあり、北東は紀伊長島町、西南は尾鷲市に接する。町の北西部は大台ヶ原山系の大河内山(八七五メートル)・水越峠・千尋峠・花抜峠・樫山(九五七・七メートル)・橡山(一〇〇八・六メートル)など標高一〇〇〇メートル内外の高峰がめぐり、多気郡宮川村および奈良県との境界をなすとともに、冬季の寒風を避けている。東部に突出た島勝半島によって、白浦湾・島勝湾と、引本湾とに両断され、集落は海浜部と内陸部に分れ、主産業は漁業と林業である。黒潮が海岸沿いに北上し四季温暖の地である。町の中心部は相賀で、北東部より流れる船津川と北西部より流れる銚子川が、ともに引本湾に注いでいる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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