紅海型鉱床(読み)こうかいがたこうしょう

最新 地学事典 「紅海型鉱床」の解説

こうかいがたこうしょう
紅海型鉱床

Red Sea type deposit

紅海の海底で発見された重金属に富む堆積物。紅海の水深2,000m以下の海底凹地に高温の濃厚塩水が存在する場所が20ヵ所近く知られているが,そのいくつかで重金属に富むへどろ状の堆積物が発見された。代表例はAtlantis Ⅱ Deepで,堆積物は下位から硫化物相・ゲーサイト相・モンモリロナイト相に分けられる。このうち硫化物相にはZn10%, Cu7%, Ag200ɡ/tにも達する重金属が含まれ,微粒の閃亜鉛鉱黄銅鉱黄鉄鉱などとして存在し,将来の資源としても注目される。このような異常な濃厚塩水や堆積物の起原については,同位体などの研究から海水起原の温泉説が有力。紅海の成因と関連して,また地質時代に生成した層状硫化物鉱床の研究に有力な手がかりを与えるものとして重視されている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 五十嵐 俊雄

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む