納戸小路(読み)なんどこうじ

日本歴史地名大系 「納戸小路」の解説

納戸小路
なんどこうじ

[現在地名]甲府市北口きたぐち三丁目・愛宕町あたごまち

城の北の郭外に位置する武家地。西は二ノ堀と三ノ堀の一端に接し、東は南流するふじ川で愛宕町と境する。南北の小路で、南端に愛宕町から当小路へ下る坂があって納戸小路の坂とよばれた(裏見寒話)。元禄三年(一六九〇)の甲府町絵図写(坂田家文書)には小路はみえず「御樹木畑」とあるが、「甲陽柳秘録」に納戸小路の名が載る。柳沢氏時代に納戸衆一一人の屋敷を設けたことに始まると伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android