日本歴史地名大系 「納米里村」の解説 納米里村なめりむら 静岡県:駿東郡長泉町納米里村[現在地名]長泉町納米里上土狩(かみとがり)村の北東、黄瀬(きせ)川の左岸に位置し、北は水窪(みずくぼ)村(現裾野市)。「反町幸定軍誌」(反町大膳訴状)によれば「黄瀬川表釜の段」で合戦があり、この釜(かま)の段(だん)とは地内の釜ヶ淵のことと考えられる。「武徳編年集成」はこの記事を天正一〇年(一五八二)八月一四日条の末尾に挿入するが、この年次比定は編者の誤断であろう。この合戦は正しくは三月六日付の北条氏直感状(大藤文書)にみえる「喜瀬川表」の合戦をさすものと考えられ、だとすれば天正一八年のことである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by