紙子頭巾(読み)カミコズキン

精選版 日本国語大辞典 「紙子頭巾」の意味・読み・例文・類語

かみこ‐ずきん‥ヅキン【紙子頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 紙子紙(かみこがみ)で作った頭巾。防寒用であったが、浪人などが多く使用した。
    1. [初出の実例]「節分の夜闇きをかまはず、甚七源七、紙子頭巾(カミコヅキン)を被り棒組の口を揃へお厄払ひに出ける」(出典浮世草子本朝二十不孝(1686)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android