素月(読み)ソゲツ

デジタル大辞泉 「素月」の意味・読み・例文・類語

そ‐げつ【素月】

明るくさえわたった月。
「西よりれば飛檐ひえん或時―を吐き」〈露伴五重塔
陰暦8月の異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「素月」の意味・読み・例文・類語

そ‐げつ【素月】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「素」は白い意 )
  2. 白く光のさえた月。明月。
    1. [初出の実例]「擣金颸自りして秋の晩にして冷し、催素月於して夜来にして晴れたり〈都在中〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
    2. 「そ月の光にむかひては、夜もすがら唯識十軸のひもをとき」(出典:撰集抄(1250頃)六)
    3. [その他の文献]〔謝荘‐月賦〕
  3. 陰暦八月の異称。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む