素線(読み)そせん(英語表記)wire

翻訳|wire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「素線」の意味・わかりやすい解説

素線
そせん
wire

ワイヤロープの構成要素でおもに炭素含有量の高い硬鋼線材を熱処理し,引抜き冷間加工を行なった引張り強さの大きい鋼線を用いる。組成は炭素 0.55~0.65%の炭素鋼メッキをする場合もある。ロープの使用目的により,特に高度の品質を必要とするときはピアノ線材を用いる。素線をより合せたものがワイヤロープであるが,その中心にあるまっすぐな素線を芯線,芯線以外のスパイラル状によられる素線を側線という。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android