側線(読み)そくせん

精選版 日本国語大辞典 「側線」の意味・読み・例文・類語

そく‐せん【側線】

〘名〙
側方にある線。
列車運転に常用する本線以外の線路貨車引込線、操車用の線路、空車を留置する線路など。〔鉄道省令第二号‐昭和四年(1929)七月一五日〕
③ 主として魚類両生類体側にあって、水流水圧を感じとる感覚器。魚類では体側のうろこ上に小孔が一列に並んで開口し、内側感覚細胞が分布する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「側線」の意味・読み・例文・類語

そく‐せん【側線】

鉄道線路うち、列車の運転に常用する本線に対し、操車用・引き込み用などの線路。
魚類・両生類の体の両側線状に並んでいる感覚器官。水流や水圧変化振動などを感じとる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「側線」の意味・わかりやすい解説

側線
そくせん
lateral line

円口類,魚類,および両生類の幼生にみられる感覚器官。頭部から尾部にかけて体側の両側に存在し,流れの速度と方向を感受する。圧受容器と考えられるので,聴覚器と合せて聴側線系と呼ぶ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ダイビング用語集 「側線」の解説

側線

魚の体表にある、触感にあたるもの。他の魚や生物との距離をこれによって測っていると思われる。魚同士がぶつかることなくきれいな群れを作れるのもこのおかげらしい。

出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報

栄養・生化学辞典 「側線」の解説

側線

 魚などの体の側面にみられる線状の外通孔.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android