素襖引(読み)すおうびき

精選版 日本国語大辞典 「素襖引」の意味・読み・例文・類語

すおう‐びき すアヲ‥【素襖引】

〘名〙 宴席などで杯をさした人に引出物として素襖を脱いで与えること。お互いにやりあうのをならわしとした。小袖引、刀引などと同類
※宗五大草紙(1528)大酒の時の事「大酒の時。小袖引。すはう引。刀引。常の事也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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