素鞍(読み)すぐら

精選版 日本国語大辞典 「素鞍」の意味・読み・例文・類語

す‐ぐら【素鞍・直鞍】

  1. 〘 名詞 〙 馬にかけただけで人の乗らない鞍。
    1. [初出の実例]「ささら流れも律の水音〈馬雄〉 小幅綿素鞍の上の秋寒み〈老我〉」(出典:俳諧・住吉(1757)下)
    2. 「昔の掟通り白轡五十日差縄五十日直鞍(スクラ)五十日を馬鹿正直に守って」(出典大菩薩峠(1913‐41)〈中里介山伯耆安綱の巻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android