累々(読み)るいるい

精選版 日本国語大辞典 「累々」の意味・読み・例文・類語

るい‐るい【累累・纍纍】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 同じ種類のものがいくつもかさなりあうさま。また、つらなるさま。つらなり続くさま。塁塁
    1. [初出の実例]「君不見北芒暮雨、纍纍青冢色」(出典本朝文粋(1060頃)一二・老閑行〈菅原文時〉)
    2. 「尸は行路に横て累(ルイ)々たる郊原の如し」(出典:太平記(14C後)一一)
    3. [その他の文献]〔史記‐楽書〕
  3. 志を得ないさま。また、元気を失ってうなだれるさま。
    1. [初出の実例]「歳余隣人伝吉語、彼纍纍者在某許」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)二・所養払菻狗一旦失之踰年復還感紀其事)
    2. [その他の文献]〔礼記‐玉藻〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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