細君・妻君(読み)さいくん

精選版 日本国語大辞典 「細君・妻君」の意味・読み・例文・類語

さい‐くん【細君・妻君】

〘名〙 (「細」は小、小君の意。「妻君」はあて字)
他人に対して、自分の妻をいう語。〔文明本節用集(室町中)〕
暑中休暇(1892)〈巖谷小波〉一「此事を妻君(サイクン)にも咄すと、妻君は只呆れるばかり」 〔漢書‐東方朔伝〕
② (転じて) 他人の妻をいう語。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「北里のお茶屋の妻君(サイクン)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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