日本歴史地名大系 「細工町懸」の解説 細工町懸さいくまちがかり 熊本県:熊本市熊本城下細工町懸[現在地名]熊本市細工町一―五丁目・新(しん)町三―四丁目新町から新三丁目橋を渡ると南に古(ふる)町が広がる。古町は新町の南、坪井(つぼい)川と白川に囲まれた町人町である。細工町は新三丁目橋から南南西に延びる表通りの町人町で、北から細工一丁目・二丁目・三丁目・四丁目・五丁目(石塘)と続く。五丁目の南は白川・坪井川・井芹(いせり)川の合流地点である。地域的には離れているが、新町の西側中央、高麗(こうらい)門付近の高麗門町、その北の新細工町も含み七町からなる。「肥集録」によれば、石塘(いしども)口が押口(須戸口)となっている。「国誌」によれば、天正一六年(一五八八)に「今ノ細工四丁目ヲ最初ニ古府中ヨリ当所ニ引移サレシカ、町屋ヲ移セル始也」とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by