細胞内小器官導入(読み)さいぼうないしょうきかんどうにゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「細胞内小器官導入」の意味・わかりやすい解説

細胞内小器官導入
さいぼうないしょうきかんどうにゅう

ある植物の優良な形質を持つ特定細胞内小器官 (ミトコンドリア葉緑体など) を取り出して他の植物細胞内へ移植し,より優れた植物を作り出そうというもの。将来的には実用化されるであろう遺伝子組み換えの予備的手法開発という意味を持ち,注目されている。遺伝子組み換えのような規制がないために,早期実用化が可能である。なお農水省は,1989年から官民共同の開発プロジェクトを実施している。

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