細越夏村(読み)ホソゴエ カソン

20世紀日本人名事典 「細越夏村」の解説

細越 夏村
ホソゴエ カソン

明治〜昭和期の詩人,小説家



生年
明治17(1884)年5月25日

没年
昭和4(1929)年1月15日

出生地
岩手県盛岡市加賀野町

本名
細越 省一

学歴〔年〕
早稲田大学英文科〔明治39年〕卒

経歴
盛岡中学で金田一京助ら、早大会津八一、相馬御風らと同級。「明星」、ついで「白百合」に投稿。39年在学中に詩集霊笛」を刊行する。東京火災保険に一時勤めたが、家業の金融業につき、雑誌、新聞に詩の発表を続けた。43〜44年口語自由詩「迷へる巡礼の詩集」「菩提樹の花咲く頃」「星過ぎし後」「褐色の花」「春の楽座」の5詩集を自費出版。他に冒険、怪奇、恋愛小説など50余編、随筆集「石人録」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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