紹運寺(読み)じよううんじ

日本歴史地名大系 「紹運寺」の解説

紹運寺
じよううんじ

[現在地名]大牟田市今山

三池みいけ山の北西麓、字北本村きたもとむらにある。金剛山と号し曹洞宗本尊釈迦如来三池藩主立花氏が先祖高橋紹運(鎮種)の菩提所として創建した寺院であるが、文化三年(一八〇六)三池藩の陸奥下手渡しもてど(現福島県月舘町)転封により退転。「太宰管内志」は天保年間(一八三〇―四四)頃の状況を「此寺は普光寺より広く造れゝど、今は漸くあれゆきて詣る人もすくなし」と述べている。楼門手前の右手には家臣団の墓地があり、奥には初代藩主種次の墓および種次に仕えて殉死した平塚喜右衛門増次の墓がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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