紺屋麦(読み)こうやむぎ

精選版 日本国語大辞典 「紺屋麦」の意味・読み・例文・類語

こうや‐むぎ【紺屋麦・高カウ野麦】

  1. 〘 名詞 〙 オオムギ栽培品種。茎や穂の部分紫色をした麦。粒が小さく、味はよくない。薬用や観賞用とされたが現在では不明。
    1. [初出の実例]「畠に高野麦とて一種穂のむらさきなる麦の」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android