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紺搔 こうがき

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世界大百科事典 第2版の解説

こうがき【紺搔】

藍染を業とする紺屋のこと。はやく《源平盛衰記》に〈彼首ハ東ノ獄門ノ前ノ樗木ニ係タリケルヲ,紺五郎ト云紺搔ノ有ケルガ〉とみえ,また中世に成立した各種の職人歌合にもその名がみえる。室町期の《諸芸方代物附》によると,紺屋の染代は〈あさき(浅黄色)は百二十文,ひやうもんは百五十文,二ゑ(重)物かちんましり三百文,まき八百,或は一貫〉とあって,他の染物よりは安価であったようだ。紺搔は都市において多く成立したが,中世には荘園内に給田を与えられるものもあり,領主経済の中において,一定の役割を果たしていた。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の紺搔の言及

【紺屋】より

…〈こんや〉ともいう。現在では染物一般を行う染物屋をさすが,本来は紺搔(こんかき)屋の略された語といわれ,紺染(藍染)を専業とする者の称であった。紺搔の名は,藍瓶に溶かした藍が底に沈殿しないように搔きまわして染めたことに由来する。…

【染色】より

…また農業との兼業という形が一般的であったが,この時代に手工業生産が土地の産物となるに及んで,手工業生産を専門に行う職人の誕生となったのである。 染色に関しても,藍を染める紺屋(こうや)がいち早く独立し,その職人は紺搔き(こんかき)と呼ばれたが,続いて紅染,茜染もそれぞれ専業化するようになった。藍染に不可欠の石灰を専門に扱う紺灰の座が生まれたことも,染色業がかなり専門化したことを物語る。…

※「紺搔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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