終身禄(読み)しゅうしんろく

世界大百科事典(旧版)内の終身禄の言及

【金禄公債】より

…永世禄(代々その家に対し永久に支給される家禄)の場合,家禄高(家禄は1875年9月定額の現金支給,すなわち金禄に改められていた)100円未満の者に対しては,家禄高を6級に分け,家禄高の11.5~14年分に相当する額の7分利付公債を交付し,家禄高100円以上1000円未満の者については13級に分け,その7.75~11年分相当額の6分利付公債を交付し,家禄高1000円以上の者については11級に分け,その5.5~7年分相当額の5分利付公債を交付する。そして終身禄(一代限り支給家禄)の者には,永世禄の半額,年限禄の者には,年限の長短によって6級に分け,それぞれ永世禄の15~40%の額の公債を交付する。このように少禄者ほど有利で,高禄になるほど苛酷な形式となっている。…

※「終身禄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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