最新 地学事典 「組成対流」の解説
そせいたいりゅう
組成対流
compositional convection
流体が含有する組成の変化を原因として流体の密度が変化することにより,流体が上昇・下降する現象。地球ダイナモを駆動する外核内の組成対流の場合,鉄を主成分とする液体の外核が内核表面で固化するとき,外核に含まれる鉄よりも軽い元素は固体内核には取り込まれないので外核に放出され,低密度となり上昇することが組成対流の原因となる。火山下部のマグマだまりにおいてマグマの分化に伴う組成の変化や,海水が冷却され塩分濃度が高まることも組成対流の原因。
執筆者:松島 政貴
参照項目:地球ダイナモ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

