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経済学の本質と意義 けいざいがくのほんしつといぎAn Essay on the Nature and Significance of Economic Science

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経済学の本質と意義
けいざいがくのほんしつといぎ
An Essay on the Nature and Significance of Economic Science

L.ロビンズの主著。 1932年刊行。ロビンズはこのなかで,経済学についての物質主義的定義を鋭く批判し,著名な「希少性定義」を展開した。これは与えられた人間の欲望に比して資源が希少であるときに経済現象が現出するというもので,人間の行為が形式上この要件を満たすかぎりにおいて,それは経済的行為とみなしうることになる。希少性定義は今日にいたるまで経済学とは何かという問いへの標準的な解答として知られている。また同書は経済理論の歴史という見地からは,A.スミス以来の生産的労働論の内在的批判として理解することが可能である。さらに同書は,C.メンガー,L.ミーゼスらの経済思想を英語圏に紹介したという意味で,大陸とイギリスとの経済学の交流史として興味深い一例を示している。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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