結城寺村(読み)ゆうきじむら

日本歴史地名大系 「結城寺村」の解説

結城寺村
ゆうきじむら

[現在地名]結城市上山川かみやまかわ

上山川村の中心集落我里内がりうち北西に位置。慶長一〇年(一六〇五)の鈴木誠一郎文書に村名がみえるが、寛永一七年(一六四〇)の同文書には「結城村」ともあるので、文和三年(一三五四)三月の春屋妙葩等三名連署置文(黄梅院文書)に「命鶴殿、被申寄常陸国結城村・色好村・椿村三ケ所了、彼三ケ村土貢内、半分者充当院支縁、半分者為檀那受用分」とある「常陸国結城村」は当村の可能性が強い。山川氏本領の一部に、饗庭命鶴(氏直)鎌倉の黄梅院と深い関係を有した村があったことになるが、詳細は不明。しかし戦国期から慶長六年の間は山川氏領であったとみなしてよい。同年から天領

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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