絵地口(読み)エジグチ

デジタル大辞泉 「絵地口」の意味・読み・例文・類語

え‐じぐち〔ヱヂぐち〕【絵地口】

絵を主にして、地口を添えたもの。祭礼のときの地口行灯あんどんなどに使われた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絵地口」の意味・読み・例文・類語

え‐じぐち ヱヂぐち【絵地口】

〘名〙 絵を主とした地口。地口行灯(じぐちあんどん)などに使われた。たとえば、タコの絵に「ゆでだこかしく(目出たくかしく)」と書く類。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「行燈(あんどう)の地口は絵地口(ヱヂグチ)と申て、あれは絵を表(おも)として、絵から拵(こしらへ)る地口でごっす」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android