絶俗(読み)ぜつぞく

精選版 日本国語大辞典 「絶俗」の意味・読み・例文・類語

ぜつ‐ぞく【絶俗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世間のわずらわしい雑事にかかわりをもたないこと。〔王褒‐聖主得賢臣頌〕
  3. ふつうよりもはるかにすぐれていること。世俗に卓絶していること。抜群。
    1. [初出の実例]「同く斯世に生れ同郷にして処る者は絶俗過世の士の思へり」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)九)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐劉陶伝〕

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普及版 字通 「絶俗」の読み・字形・画数・意味

【絶俗】ぜつぞく

世事をすてる。また、遠く世俗をこえる。〔後漢書、劉陶伝〕(上)竊(ひそ)かに故(もと)の冀州刺南陽の朱穆・(さき)の烏桓尉、臣の同郡の李膺(りよう)を見るに、皆履正、貞高俗なり。

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