日本歴史地名大系 「綱敷・行衛天満宮」の解説 綱敷・行衛天満宮つなしき・ゆきえてんまんぐう 京都市:下京区西七条村綱敷・行衛天満宮京都市下京区西七条御領(にししちじようごりよう)町にあり、菅原道真を祀る。旧村社。綱敷天満宮は洛陽天満宮二十五社の一で、その由緒を「山州名跡志」は「伝未詳、按ズルニ綱敷トハ菅相公筑紫ニ遷リタマフ時、博多ニ於テ船ヨリ上リ玉ヘルニ、御座無フシテ船ノ綱ヲ敷テ御座トナス、此時一夜ニ於テ白髪ト成玉ヘリ、世人其御相好ヲ図シテ綱敷像トモ、一夜白髪ノ御影トモ云フ也、其神像ヲ安置スル故ナル歟」と記す。行衛天満宮は靭負天満宮とも記され、名称の由来を「山州名跡志」は「此宮ノ前南北ニ通ル路アリ、是ヲ靭負(ゆきえ)通ト号ス、仍テ号ルナリ」とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by