網代文(読み)あじろもん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「網代文」の意味・わかりやすい解説

網代文
あじろもん

タケや木を薄く削った「へぎ」を縦、横または斜めに編んで敷物、垣(かき)、笠(かさ)、車などをつくったときできる文様。縄文時代後期の土器の底にすでにその痕跡(こんせき)がみられる。これは装飾意志をもって表されたものではないが、こういった文様は、編物とか織物工程から、自然にみいだされたものであることは予想される。これはまた、昔計算に使った算木(さんぎ)の配列に似ているところから、「算崩し縞(さんくずしじま)」とか、縞の数から「二崩し」「三崩し」ともいわれる。

村元雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む