網綱(読み)あみづな

精選版 日本国語大辞典 「網綱」の意味・読み・例文・類語

あみ‐づな【網綱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 網につけて網のあげおろしをする綱。曳網につけた綱。あみなわ。
    1. [初出の実例]「網綱に用ひ候麻苧之類、其外船道具等諸色直段引上」(出典:御触書天保集成‐九四・寛政二年(1790)二月)
  3. 和船に用いる綱の一種。古い鯨網の糸でつくるもので、使い方は加賀苧綱(かがおづな)と同様。いばら綱。
    1. [初出の実例]「網綱(アミツナ)是は猟師の古網を以てうつ、鯨網の古を用ひ作る者也。是をいはらと云」(出典和漢船用集(1766)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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